「Emio — The Smiling Man」は、純粋なホラーではないものの、任天堂が手がけた中でもっともダークなゲームの1つです。
殺人ミステリーを扱いつつ、不気味な都市伝説も織り交ぜた作品となっています。
このゲームは、任天堂の長年にわたるフランチャイズ「ファミコン探偵倶楽部」の続編です。
メトロイドの設計者、坂本嘉夫が手がけており、2021年にサプライズリメイクが登場するまで、日本国外では発売されていませんでした。
ゲームのプレイ形式は、ビジュアルノベルのようなスタイルで展開されます。
メニューから選択した動詞によって、状況に応じた行動が取れるようになっています。
状況に応じて選択肢は変化し、状況に応じた柔軟な対応が求められます。
ゲームの物語は、不気味なスマイリーフェイスの紙袋をかぶる殺人犯が関与する連続殺人事件を描いています。
プレイヤーは私立探偵の若い助手として、警察と協力しながら、事件の真相を解明していきます。
ゲームには多くの要素が詰め込まれており、最初は情報をつなぎ合わせるのが難しいかもしれません。
しかし、徐々に物語が明らかになっていくにつれ、より暗く不気味な方向へと展開していきます。
ホラー要素がなくとも、ゲームには十分なゾッとする要素が盛り込まれています。
「Emio — The Smiling Man」は、携帯性に優れたNintendo Switchに最適なミステリー作品です。
他のミステリーゲームと比べると少し時代遅れな印象を受けるかもしれませんが、その核となる謎は最後まで貫かれており、プレイヤーを惹きつけ続けます。